第14回「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会 報告
 今日は、知的障害者を普通高校へ北河内連絡会の学習会でした。
午後にラポ−ル枚方で開催しました。
今年度の受験で、枚方なぎさ高校の自立支援コ−スに合格したHさん、後期の受験で城東工科高校に合格したYさん。Yさんは、会場に来てくれて、「おめでとう!」皆さんから拍手喝采を受けました。
 花束を贈ると、「ありがとう!」と。合格して「うれしかった!」と。本当に嬉しい笑顔を見て、私達も、心から嬉しくなりました。

◎ 成人式を1月に迎えた豊高文ひろさんが、ホント、久しぶりに会場に来てくれました。感激です。20歳になった文くん、盛んに「雷情報」を言ってくれています。なんだか、とてもしっかりした体つきと表情。
 お祝いに花束を渡させていただき、しあわせです!!!
 
◎ 「今、高校生活を楽しんでいます」と題して、前田蓮さんがお母さんの美貴代さんが質問するという形で、話してくれました。写真を映像で見せて。掛け合い漫才のようで、本当に面白かったです。
 アンケ−トや質問カ−ドに書いてくださった方がいますので、下で紹介しますので、それをご覧くださいね。
(お話を書き起こしたい中身でしたが、今日はそっとおいておきます。そのうち・・・)


◎ 会場に、車いすのYさん、介助者で、前田さんの先輩の方が来られていて、Yさんは、蓮君と重なる体験「何をするにしても、先生からあかんと言われた」「教委に 行って、交渉した」「1年位ようたたかったなあ〜」と。先輩は、蓮君が茶髪に染めてといい、染めた人。おもろい友人関係を語ってくれて。

◎ 後半は、質問カ−ドと、それについて体験者が会場におられるので、どんどん語っていただきました。ほんと、色々な体験や知恵を語っていただきました。
介助員が、友達との関係を切っている役をしかねない実態も語られました。

◎ 「普通学級で1年生まで過ごしたが、今支援学級へ教科によって行くことを進められているが、受験には不利でないか、評価はどうなるか」の質問がありました。それをきっかけに、片岡さんに大阪府の高校受験について、資料をもとに語っていただきました。

◎ まとめは松森さん。人と比較せず、優太郎さんと対話し、付き合っている新居パパ、ママの親子を話題にして、子ども自身と付き合っていくこと、人と人として信じあって、 楽しんで歩んでいきましょう、と。

 少し違ったかな?私のまとめ。このころ、待っていた岡市君が、家族と会場に現れて、私は舞い上がっていました。何年ぶりかな。専修学校卒業のお祝いの花束を渡しました。


岡市君は、進路が決まったことを話してくれました。きっとここに至るまで、家族ぐるみ
ご苦労されただろうなあ〜と想像しました。来てくださってホントに、ありがとう!!!

◇◇◇ アンケ−ト ◇◇◇
〇 ◎ 前田蓮君のお話し、はじめて最近のお話を直接聞けて良かったです。「自分の道を切りひらく」のは、彼の天性のものなんですね!

◎ いつも会の熱気とあたたかさに感心します。

◎ 周りをみてると支援学校をえらぶ人が多いように思うけど、ここに来ると、そうばかりじゃないんだな〜と思います。(枚方市、保護者)

〇 △ こういう場に、市内の小・中学校や支援学校の先生たちの参加を呼びかけたい。
   あるいは、市教委の先生(指導主事など)普通学校の先生など。一人でも
   二人でも参加してもらうことが、「理解」の深化につながる。
△ 「合理的配慮」という考え方の徹底を学校・社会・地域に定着させる取り組みが大切。
△ あわせて、学校づくりの基本としての「VD」に戻って学校づくりを広めていくことが重要。(教職員だった、枚方市)

〇 参加されるたかたがたの近況、悩み、意見を沢山聞けて、勉強になりました。
  この場で語られる話題は、一つ一つが自分を振り返り、考えを深めていくうえで、とてもよい時間です。また、楽しいエピソ−ドを聞けるとこころの温まる思いができて、ほっとします。
  参加できてよかったです。(寝屋川市、教職員)

〇 高校での話とかいろいろ聞けてよかったです。ありがとうございましたv。(守口市、保護者)

◆◆◆ 質問から ◆◆◆ 蓮君のことについて書かれたところ---------

〇 蓮君の話、すてきでした。先生と介助員さんの必要なところをきめるなんて、スゴイです!(注 いつも介助員さんがそばだと、友達ができへん!と蓮君が断って)自分で交渉をして道を切り開いてこられたなんて、本当スゴイです。そういう力は、どこで身につけたの?
  中学校の修学旅行で、ラフテイングをさせてくれといって、実現させた蓮君の話を聞いて、子どもが「泣きながら帰って来た」と修学旅行の話をしたお友達のことを思い出しました。
  ラフテイングをさせてもらえず悲しかったそうです。自分の力できりひらいていくって、とても大切なことだと思いました。「これでどうぞ〜」と言われるとおりに「あてがいぶち」では、泣くときもあるんだなあ。でも、それも選択であり、そこからまたある下せばいいんですよね。
  「できると!」って言える仲間がいるものね?(ハ−ト)
  同い年のうちの子は、ちょっとおこるものなら「もうだめ」「ボクにはムリ」とステてしまったので、蓮君、受験でぼろくそにお母さんに言われたり、ケンカしながら勉強したってスゴイ!ボロクソになってもついていく力があったんですね。
  (裏に) 熱気があって、あったかくてすごい素敵な場です! ”ウサギかな〜のかわいい絵”と。花束をありがとうございます!
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 皆さま、本当にありがとうございました!!!
次回の定例会は、5月7日(土曜日)午後1時半〜 ラポ−ル ひらかた の予定です。


    関山 域子 文