すみちゃんへ

 すみちゃんが生まれて15年…いろいろな事がありましたね。覚えていますか?2歳半の時、最初の一歩が出て「歩く」という事を知った時のあの笑顔…。初めての保育園、給食を目の前にすると泣き止みおいしそうに食べだしていました。お友達が大好きで、遠足・運動会・生活発表会・作品展など楽しい思い出になっています。そんな保育園生活も3年半が過ぎて、卒園です。すみちゃんは、ランドセルが大好きでランドセルを背負って小学校に行くのを心待ちにしていました。     
 小学校に入学して、重たいランドセルを学校まで背負って行けるか…心配しましたが、汗だくになりながら一人で帰って来ました。学校にも慣れてくると重たいものは、学校に置いて帰るという知恵がついてきました。学級園で取れた大根・たまねぎはよく下足箱に置いたままにしていました。ウサギが好きで飼育委員会にも入り、動物のお世話もしましたね。放送委員に入り、すみちゃんの声が学校中に響いた事もありました。遠足・運動会・児童祭・林間学校・修学旅行・クリスマス会・お誕生日会・…修学旅行は、1年前から楽しみにしていました。好きな男の子もできて、バレンタインにチョコをあげましたね。上手にお話が出来るようにと、身体のバランスを…とかで、訓練にも通い真面目に取り組んできました。いろんな事に挑戦した小学校の6年間、あっと言う間に過ぎ去りましたね。
 中学校に入学して、初めての「テスト」の経験をしました。お母さんと一緒にテスト勉強もしました。クラブ活動に入り、3年間がんばりました。この事はとてもすばらしい事です。試合では勝つ事は出来なかったけど、どれもすばらしい試合だったと思います。3年生になり、進路の話になった時に「高校にいきたい!」と聞いた時に、お母さんは、すみちゃんを高校生にしてあげたい!と思ってがんばってきました。すみちゃんは、それ以上にがんばったと思います。目を閉じると「すみちゃんがなぎさ高校でバドミントンをしている姿がみえます。」目を閉じなくても見える日がきっときます。そう信じています。後、少しで中学校を卒業です。15年間、とても早かったけどすみちゃんを育てながら色んな事を学んだり、たくさんの人に出会い、人の温もりを知る事ができました。すみちゃん!お母さんの子どもとして生まれてきてどうだった?お母さんは、すみちゃんがお母さんの子どもとして生まれてきてくれて『ありがとう』

                    2006.2.28

お母さんより